遡上してくる鮭は海神「豊玉姫」が御子「鵜草葦不合尊」と夫である山幸彦「彦火火出見尊」のもとへ遣わされたものであり、これを途中で捕まえると災いがあり、無事に戻ってくればその年は豊作であるとされ、現在も氏子の人々は鮭を食べない風習が残っている。
境内には樹齢700年以上の大楠(夫婦楠)があり、狛犬の一方は子供を背負っていることから「夫婦円満」「子孫繁栄」が、また鮭の遡上は産卵を伴うことから「縁結び」などのご利益に繋がると伝えられ、若い夫婦や未婚の人々の参拝も多い。
近年は、鳥居脇の「バクチの木」にちなみ「宝くじ当選」を祈願する人も多い。
写真1〜3:鮭神社 写真4:夫婦楠 写真5、6:狛犬 写真7:バクチの木